たまにわ酒店
残りわずか
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「オクトモア 16.1」はスコットランド本土産コンチェルト大麦を100%使用し、フェノール値101.4PPMという非常に高いピートレベルでモルティングされたシングルモルトです。
ファーストフィルのバーボン樽で5年間熟成され、アルコール度数は59.3%。一見すると力強くヘビーな印象を受けますが、味わいは驚くほど繊細で複雑です。塩キャラメル、熟したメロンやアプリコットの甘さが最初に感じられ、やがてチョコレートやココナッツの濃厚な風味へと移ろいます。土っぽさを感じさせるミネラル感と長く続くスモーキーな余韻が全体をまとめ、奥行きのある仕上がりに。
シリーズ特有の力強さを持ちながらも、甘味・塩味・スモークの絶妙なバランスが魅力で、時間をかけて楽しむほどその奥深さが際立ちます。力強さとエレガンスを兼ね備えた1本です。
<テイスティングノート>
色:スパンゴールド(つややかな金色)
香り:海風や果樹園の果実が立ち上がる印象的な幕開けに、オクトモア特有の繊細なピートスモークが優しく包み込みます。続いて、ドライヘザー(乾いたヒースの花)やカモミールといった上品なフローラルの香りが現れ、バニラビーンズやトーストしたアーモンドのほのかな甘みへと移行。さらに、シダーウッド、スモークパプリカ、ヨウ素が加わり、複雑でセイボリー(塩気や旨味)な香りの層を構築しています。
味わい:力強くも穏やかなピートスモークがすぐに広がり、塩キャラメル、蜂蜜漬けのメロンやアプリコットの甘みが続きます。モルト由来のやさしい甘さにシナモンやスターアニスが絡み、スパイスのアクセントを加えます。さらに、シーソルト、トフィー、チョコレート、ココナッツの風味が重なり、土のようなミネラル感と持続するスモーキーさが全体を包み込んでいます。
フィニッシュ:余韻は非常に長く続き、オクトモアの象徴であるピートスモークが主役を担います。ブラックペッパーとトフィーが海塩と絡み合い、複雑で満足感のある締めくくりを演出します。

