オクトモア13.2 オロロソカスク 58.3% 700㎖

オクトモア13.2 オロロソカスク 58.3% 700㎖

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オクトモア13.1が織りなす輝きに対し、13.2は熟成の魅力を放つ。
13.1と同様に100%スコットランド本島産の大麦を137.3ppmという高いレベルにピーティングした麦芽を使用した13.2だが、両エディションの違いは、13.2が贅沢にもフェルナンド・デ・カスティージャのオロロソ・シェリーバットで5年の全熟成期間を経ているという点だ。

このシェリーバットは、スペイン、ヘレスのシェリーボデガ(醸造所)のフェルナンド・デ・カスティージャで、伝統的なソレラシステムでの醸造に使用されている。
人気のシェリー樽熟成用としてウイスキー業界に販売するためにシェリーで「香り付け」された樽が多く出回る中、フェルナンド・デ・カスティージャの樽は、ブルックラディ蒸留所が受け継ぐ理念品質、クラフツマンシップ、風味を第一としたウイスキー造りと同じ考えの下で造られるシェリー酒の貯蔵に実際に使われていたものだ。

特にこのオクトモアシングルモルトへの影響について、ヘッドディスティラーのアダム・ハネットは次のように語って いる。「ファーストフィルのオロロソ・シェリー バットで全期間熟成したことが、13.2に素晴らしい影響を与えている。ポートシャーロット村のダンネージ式熟成庫で熟成させたが、シェリー樽の個性と低温下でのゆっくりとした熟成の相互作用で、スピリッツの鋭い塩気が際立ち、オロロソ・シェリーのナッツ、シトラスオレンジのドライフルーツが、オクトモアのスモークと躍動感を驚くほど引き立てている」

香り

この香り高いオクトモアの幕開けを飾るのは、塩気を含んだ スモー キーなナッツ、 ミルクチョコレート、革を感じさせるタバコだ。 オロロソ・シェリーバット が 濃厚な シロップのようなオレンジとグレープフルーツの柑橘感、ほのかなクローブとシナモン、そしてクルミとプラリネ の香りで 、この素晴らしいウイスキーを育て上げた。さらに開くにつれ、ブラウンシュガー、レーズン、ドライアップル、メロン、熟れた洋ナシが現れ、これらの繊細なフルーツの香りに見事に織り込まれて、穏やかなスモークが漂う。

味わい

口に含むと力強さが感じられ、まったりした存在感が際立つ。スモークしたナッツや革、温かいオレンジマーマレードを塗った焼きたてのスコーンを思わせる香りが立ち上がり、ドライアプリコットと胡椒のようなほのかなスパイスが次第に現れる。

フィニッシュ

時間の経過と共に土っぽいピートスモークが前面に押し寄せる。オロロソ・シェリーバットのフルーツとナッツを思わせるアロマと潮風のピリッとした塩気が、活気に満ちたフレーバーの競演を繰り広げながらフィニッシュへと向かう。



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